外車車検は費用が高い?安くなる方法は?
外車の車検費用は高いと考えている方が多いのではないでしょうか。外車の車検費用が高いことには理由があり、それを理解して業者を比較していくことがポイントです。この記事は、外車の車検費用が高い理由や業者選びのコツがわかる内容となっています。
外車車検って国産車より費用が高い
外車は国産車よりも費用が高くなりますが、その理由を2つご説明します。
外車は車両重量が重い車種が多い
外車は大きくて頑丈なイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。そのイメージに沿うように、外車は高級車を中心に車両が大きく重量も重い車種が多いです。
車検では法定費用として「自動車重量税」を支払いますが、車両の重量が500kgごとに税金が高くなり、車両重量の重い外車は多くの費用がかかるわけです。
また、ボディータイプやサイズが同じ場合であっても、車両の重量で税金が決まることも覚えておきましょう。
整備にさまざまな費用がかかる
外車の整備にはさまざまな費用がかかり、国産車よりも高くなる傾向があります。
具体的な費用は以下をご覧ください。
・部品代
整備に必要な部品は海外から輸入することが多く、輸入のコストをカバーするため部品代が高くなります。各業者が外車用の部品を在庫として抱えないのは、部品の経年劣化を避ける環境を用意する必要があり、その取り扱いで国産車と異なります。
・研修費用
外車は新車種が登場するたびに、業者のスタッフはその車種についての研修が必要です。特に国産車しか取り扱わない業者は、研修コストをまかなうために整備費用や車検費用に反映させる場合があります。
・土地代
正規ディーラーは店舗の立地の際に、アクセスのよさを重視します。車の往来がある場所は競争率が高いため、地価も高額になります。ディーラーであれば展示スペースや整備工場のスペースも必要であるため、土地代も高くなります。この土地代も車検費用に影響しやすいと考えられています。
以上の要因が外車の車検費用を高騰させるものであり、費用を抑えたい場合は業者選びも重要です。
外車車検のおすすめ車検業者は?
外車の車検を依頼する際は、業者選びが重要です。ここでは、外車車検の業者選びのポイントを3つ、ご説明します。
幅広い外車メーカーを取り扱っている
正規ディーラーであれば、純正部品を取り寄せたり車検項目以外の予備整備があったりするため、安心感はあるでしょう。しかし、車検費用が高額になることが多く、車が戻ってくるまで1週間以上かかることもあります。
そこで正規ディーラー以外に外車車検を依頼する方もいます。
正規ディーラー以外の業者を選ぶときは、幅広い外車メーカーを取り扱っているかを確認してください。なかには外車の車検や整備に実績のない業者も存在するため、店舗での相談やホームページで確認するようにしましょう。
車検について丁寧な説明がある
車検は専門用語がでてくるため、自分で理解することが困難なこともあります。
そのため、業者に依頼する際はスタッフが専門用語や整備について噛み砕いて説明してくれるかも注目したいところです。
業者選びの段階で、相談や見積もりを複数の店舗に依頼してスタッフの対応を見極めてみるといいでしょう。
丁寧な説明をしているから絶対的に安心とはいいきれませんが、お客様に寄り添う気持ちがあるかどうかは重要なポイントです。
サポート体制が確立している
ユーザーとしては車検に通るだけではなく、日頃の走行も安全に行えるかは重要ではないでしょうか。
そのため、単に車検を通すだけの整備ではなく、自分が希望する修理をしてくれるかもチェックしてみてください。
車検までの流れやその後のサポート体制がどうなっているか、車検期間中の代車サービスなど細かな部分も聞いてみましょう。
整備工場は費用やサポート面が充実している
車検を依頼できる業者は正規ディーラー、ガソリンスタンド、車検専門店などさまざまです。
なかでも整備工場は車検費用が安く、部品交換の際の選択肢も広くなっています。
部品は純正だけではなく社外品などの取り扱いも可能となっており、予算に応じた整備が可能です。
また、前述のとおり外車車検や整備の実績がある整備工場を選ぶと、対応メーカーも幅広くなります。
外車車検の注意点とは?
外車車検の注意点は以下の2つがあります。
年式が古い車種は費用が割高になる
外車は国産車とポリシーの違いがあります。
国産車は10年を超える車でも10万kmを超える場合でもトラブルが発生しにくいものの、外車は3年や5年ごとや3万kmや5万kmごとに定期的な部品交換が必要となることが多いです。
つまり、定期的な整備が走行性能の低下を抑えるという考えで外車はつくられているわけです。
特に年式の古い外車となると部品がなかなか揃わない可能性もあり、正規ディーラーであっても輸入が必要なことも考えられます。
年式の古い車種の場合は、新しい車種に比べて費用が割高になることも考えておきましょう。
車検に必要な費用をおさえておく
車検には法定費用と車検を通すために必要な整備費用があります。
法定費用は以下をご覧ください。
・自動車重量税
重量ごとに区分され、車検のときに2年分支払います。ちなみにメルセデス・ベンツ A
クラス(2018年モデル)であれば、24,600円です。
・自賠責保険
自家用普通車であれば、2年分で21,550円です。自賠責保険も車検の際に2年分支払います。
・印紙代
車検の手数料として支払うものであり、1,000~1,800円ほど必要となります。
以上の法定費用のほかに、業者に依頼すると車検基本料や整備費用が20,000~40,000円ほどかかります。
車の状況により整備費用が異なるため、業者にしっかりと見積もりをだしてもらいましょう。
まとめ
外車は重量が重いことや整備費用が割高になるなどから、車検費用も高くなります。
業者に車検を依頼する際は、業者の特徴を理解して安心して任せられるか確認することが大事です。
国産車の整備やつくり方の違いも理解しつつ、車検を任せる業者を選びましょう。